nascom2007-05-29


1週間大阪に帰ってました。
目的は吉本さん(こないだ書いていた前寝屋川市議)に会うこと、そして親にカミングアウトすること。

帰って次の日に早速
吉本さんに会いに行った。お話しを直接お聞きし
思うところが沢山あった。


議員に立候補した経緯から現在の吉本さんの想い。
吉本さんのプライベートな事もあってココには書けないけど、
『正義感・使命感ではなく本当にやりたい事をしていきたい』と仰っていた吉本さん。
時には涙を目に浮かべて丁寧に色んなお話しをして下さった。
議員であっても大人でもお母さんでも妻であってもひとりの女性として人間として悩んだり迷ったりして歩いてきはったんやなぁって。考えてみれば当たり前のことやけど。。
自分のモノの見方『ものさし』がまた進化したと思う。

吉本さんの強くてやさしそうなキレイな目と
その人柄が表れているハキハキした声が印象に残っている。
おいしいお昼もごちそうになった(・ω・)
吉本さんありがとうございました☆


その日の夜
おとんとおかんにカミングアウトした。
次の日には
たまたま神戸で開催されていた「LGBTの家族と友人をつなぐ会 」の集会にガラにもなく一緒に参加してくれた。


おとんは『お前が誰を好きになろうがなんだろうが俺の子供には変わりない。正直告白されてうれしい類のものではない。でもそんな事よりも1人の人間として立派に生きていけばいい』
おかんは『打ち明けてくれてよかった。死なんと生きていてくれてよかった』って言ってくれた。
親から拒絶されたり、カミングアウトすることによってそこから親子関係がこじれてしまう人もいるって聞いていた中、幸せやなぁと思う。でも親に対して打ち明けた責任があると思う。これから出来るだけ親孝行していきたい。


今年選挙のボランティアに参加したことで政治に興味を持った。自分の世界がまたぐんと広がった。色んな素敵な人と出会った。『社会に対して何か自分にも出来る事はないか』って思った。これから大学で政経の勉強やボランティア活動、勉強会とかにもバシバシ参加していこうかなって思ってた。でも今回実家に帰ってみたら家業が傾いて大変な状況。おかんの体調も悪い。久しぶりに会うおとんもめっきり老いてる。おとんおかんはこれまで好きな事ばっかりしている自分をけっして非難した事はない。


今まで自分が同性愛者であるという事から自己を肯定できず、自分自身を受け入れるということに長い時間がかかった。今回の経験で、自分を受け入れる事が出来た時、他者も受け入れる事ができるんだということを学んだ。


これまで家業(寿司屋)のこと、飲食業に対しても
『嫌い』『無理』という感情を捨てることが出来ひんかった。。


秋までには大阪に帰って店を手伝う事にした。
自分をありのまま受け入れてくれた両親を
自分も受け入れる事ができたみたい。


まだまだ声を上げることができない仲間がいてる。
苦しんでいる仲間もいるはず。

家業を手伝いながら
まず家をたて直しながら そして
仲間の為に
社会の為に
自分で出来る事をしていきたいと思ってる。


結局4年間生活した東京。いろーんなことがあったなぁ。
出会った人達と離れる事はほんと淋しい・・





ちょっとしめっぽいから追加
おかんが
LGBTって何なん!?えーっとレデイー?ガール?ボーイ?T〜???」
「私もトランスジェンダーやで!中味おっさんやもん」
って言ってた(笑)



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