HPいつも拝見しています!
性的マイノリティの意見募集をみましたので
早速メールをさせて頂きます。

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まずこれまでの日々の暮らしの中でつらかったこと。
それはやはり「孤独感」に尽きると思います。

思春期の頃から、大切な存在の家族、友人にも
自分の本当の気持ちを言えない事。
ずっと「隠さないといけない」「自分はウソをつかないといけない所があるヘンな人間」と考えていました。

ほとんど同性愛に関する情報が無かった中で、自分は一体どういう存在なのか自己の確立がなかなかできなかった。どうして生きていけばいいかわからなかった。思春期の頃目にする情報といえば、「TVでのニューハーフ特集などの嘲笑や憐れみの対象」「オカマ、ホモは気持ち悪い夜の世界の住人」といったところでしょうか。

周りにもちろん話せるはずも無く(もしかしたらクラスメイトにもいたかもしれませんが)
ずっと1人で悩みを抱えていました。

僕は今28才です。今年たまたまインターネット上で
尾辻かな子さん、上川あやさんのことを知り
LGBTという言葉、概念を知りました。
性的少数者の統計上のデータや国内外の政治的社会的な動き、
またジェンダーセクシュアリティに関しての情報。
生まれて初めて自分でも(ゲイの自分でも)社会につながって
いいんだ!認められるかもしれないんだって衝撃を受けました。

今春選挙のお手伝いをし仲間に出会い、今は1人ではない
と感じています。そして僕たちには政治の力が必要だと。


今回の『人権擁護施策推進指針』に関して言えば、
条例や法律で性的指向・自認によって差別はしてはいけない
とハッキリ明文化される事が必要だと思っています。

偏見や差別を助長する情報の是正も求めていくべきだと思います。
そして啓発や教育も重要です。
今こうしている時にも1人で悩んでる若い子が全国に沢山いると思います。

また今後の課題としてはやはり同性同士のパートナーシップだと思います。
人は1人で生きていくことはできません。
人は必ずいつか死にます。
死の悲しみを埋めるものはやはり生、それは子供ではないでしょうか?
家族ではないでしょうか?
ストレートの方(LGBT当事者以外の人)であれば
結婚し、そして子供をもうけます。社会保障があります。

LGBT当事者であれば子供は作る事がもちろんできない場合が多い。
せめて愛した人と生きていく事を認めてほしい。
そして市民として社会保障がほしいです。

もし僕が子供の頃からそういう事が
当たり前の社会であれば、少数でも現実に見える形で存在してくれていたら、ロールモデルがあるという意味において
どれだけ生きやすかっただろうかと思います。


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